こんにちは、カフェオーナーのたかひろです。

本日はカフェ営業日誌の他に、前回までの続きとなっている
カフェ開業までの道のりをお伝えします。


前回、カフェ店長時代のお話の中で
アルバイトが1名残して全員辞め、そこから約2か月休みなく働き
1名2名輝くアルバイトが出現したというところまでお話をしました。


本日は、そのアルバイトと一緒にお店を築くまでをお話したいと思います。


前回の終わりと少し話が被りますが
人がいない時、面接=採用となるパターンが多く悪循環です。

しかし、そこでも根気よく続けていれば1名2名輝くアルバイトが出現します。


私より3歳年上の女性、Tさん。
この人は後にリーダー格となりますが、私が転勤してから現在まで
ずっと続けている超貴重な方です。

その方が面接に来た時、今思えばですが、面接=採用のパターンにあてはまるも
ある程度、手応えはありました。

人がいない時、こちらの都合でどうしても少し期待感が増すんですよね。
今思えば勝手な話ですが・・・。

しかしそのTさん、期待通り、いや期待以上の働きをしてくれます。

接客はもちろんの事、調理や事務に至るまで積極的に手伝ってくれて
なんと悩みまで聞いてくれます。

しかも主婦で子どもがいるのに時間の融通が利く。

今までの経験上、主婦で子どもがいて時間の融通が利く方は、最強です。

なにより、人当たりがいいですよね。責任感もある程度あるし。


で、そのTさんが慣れた頃(だいたい3か月くらい)、あるお願いをします。

誰か働きたい人、紹介してください、と。

これも自分の経験上ですが、仕事の出来るアルバイトは
仕事のできる人を紹介してくれます。
というか、そういう人しか周りにいません。

逆に、これも経験ありですが、仕事があまり出来ないアルバイトは
それなりの人か同等の人しか連れてきません。
これも同じく、そういう人しか周りにいません。


すると数名紹介してくれて、数名とも当たりでした(確か3名)
後に、Tさんとそのうちの2名が3本柱となります。

全員主婦だったのですが、お店の事を考えてくれて
逆に私もそれぞれの家庭やお子さんの事を考えたり悩みを聞いたり。

持ちつ持たれついい関係で、お店も順調に回っていきます。

ここまで順調ですが、もちろんその間にも事件は多々あり。


ある日1名、無断欠勤しました。
連絡してもつながらず、もう1日待つ事に。

次の日の夜、アルバイトの面接をしている最中、その無断欠勤者が
面接をしている横をささーっと通ってささーっと帰っていきました。

面接中だったので、あとで連絡するかと思い
面接終了後に事務所に行ったら制服と1枚の置手紙。

中身は「あなたとはもう仕事をしたくありませんので辞めます」と。

フリーターだったので、社会保険に加入していた記憶があり
無断欠勤、挨拶なし、置手紙。

当時の私は完全にキレてしまい、電話の嵐。

ケータイに電話し続けましたが、ついに電源を切った模様。

それにさらに怒った私は、電話帳で同じ苗字と住んでる市の何十件かに電話。

〇〇さんいますか?とかけつづけ、ようやくその人の実家にたどり着きました。

親に事情を話すと、すみません、本人から連絡させます、と軽い返事だなと
思ったら案の定、本人からは連絡が来ませんでした。

その後はどうしようもなくなったので、こちらで勝手に保険解約し
強制終了。その後、どうなったかはわかりません。


もう1名。

元自衛官で、働きたいですといった男性。
ハキハキしていて対応も良くさすが元自衛官だなと思って採用しました。

ただ、有給期間があるので働くには採用後から1か月ほど空けなくては
いけませんでした。

では再度、〇月〇日に来てください、と言った日の前日にその人から電話。

「やっぱり前職に戻りますので、なかった事にしてください」

前日ですよ、しかも社会人経験者。

完全にアルバイトだと思って舐められましたね。

こっちは教育スケジュールやシフトの作成、制服の用意
その人をあてにして採用人員の削減。

それも、説教をしておきました。
今考えれば説教してもどうにもならないんですけどね・・・。



そんな事件も挟みつつ、ある程度の人員を確保しながら
チームとして良い関係性で良い雰囲気のお店作りをしていきました。

が、しかし。
私が店長に就任してから3年後、とんでもない事件を勃発させてしまうのです。
このとんでもない事件が後に転勤する大きなきっかけとなります・・・。



この続きはまた次回!



たかひろでした!